多目的ガーデンルームが 心をのびやかに放つ
ソトリノベ
戸建て
家で過ごす時間が増える中、家の顔であるエクステリアの手入れを考えたりする人もきっと多いはず。今回訪ねたのは、憧れのもう一つの空間・ガーデンルームをつくったNさんの住まい。庭へと続く植栽のアプローチや門扉も含めてオーダーしたという。 [リノベスタジオ]との出合いは、門司港で開催されたリノベーションEXPOで手にした資料がきっかけ。「うちは建売住宅の中でも家の形状で庭が広く採られていて日当たりが良かったんです。ですが、庭は草取りするだけで何も使いこなせていなくて。最初は私の趣味であるDIY用の小屋を作ろうかなと相談しに行ったんです。でも、もっと使い道を考えていくうちにガーデンルームに行き着きました」と奥さまは話す。 洋画が好きで、頭の中のイメージを形にしていくことが得意な奥さまは、自ら描いた図面を渡し、一緒にプランをつくっていったそう。庭の入口には枕木を2本立て、姫リンゴやマルベリーといった好みの木々を散りばめ、自然を身近に感じられるデザインに。「植物の成長に合わせて、フェンスからの位置を考えて動きを付けたり、配管枡の上には何かあった時に移動できるプランターを使って植栽してくれたり、職人ならではの配慮に感心しました」。 白を基調に明るく、多目的に使える空間をコンセプトに、室内と庭とのつながりを心地よく演出するガーデンルームもイメージ通りに完成。「配管を移動させたりして大変でしたが、〝これはできません〟という言葉もなく、叶えていただいて、お願いしてよかった」と笑顔を見せる。 庭の芝桜が鮮やかに色づく春には、「プライベート感を増すために、庭の扉をDIYでつくりたい」と話す奥さまの夢は、ここからまた膨らんでいく。
- 施工した工務店