「本物を知る会社」
フーセットとの出会い

白いドアを開くと、やわらかな光に満たされたのびやかな空間が目に飛び込んできた。明るいし、広い……何よりもワクワクする！そう、確かにマンションの一室なのに、Ｋ邸のＬＤＫにはどこか注文住宅のような自由さを感じるし、住んでいる人の暮らしを楽しんでいる姿が見えてくるようだ。

お仕事の関係で関東地方から故郷がある福岡へＵターンすることになったＫさんご一家。引越しに先駆けてご主人のご友人から紹介された[フーセット]との出会いが、今回のリノベーションストーリーの始まりだ。

「元々、シンプルに物の本質と向き合う北欧のデザインやそこに息づく思想、良いものを長く使い続ける生活スタイルに共感してきました。だから初めてお会いしたときから、北欧住宅の魅力を取り入れてきたフーセットとは、土台が一致するところがあると感じていたんです。本物を知る会社というか、リノベーションでもきちんとしたプランをご提案くださるという確信がありました」。

今回の物件に出会うまで、いくつもの中古物件を検討してきたというＫさんだけに、こんなアドバイスもいただいた。
「私たちは関東で暮らしながらの物件探しを行いましたが、地元の方でも物件探しはリノベーションを依頼する会社の方と一緒に行うことをおすすめします」。
というのも、リノベーションにはデザイン的なセンスに加え、建物自体の構造的な専門知識も必要だから。どんな物件なら自分たちが造りたい住空間を造ることができるのか──正しく判断してもらうことが成功するリノベーションの第一歩といえるだろう。

世界観を共有できる
会社とパートナーに

「少し背伸びをしてでも、いいものを少しずつ揃えていこう」。
若い頃からそう考えてきたＫさんご夫妻。ダイニングセットやキャビネットなど、北欧で１９５０年代から60年代に生まれたビンテージ家具や、鮮やかでポップな現代アート作品……今回のリノベーション空間は１つひとつの家具や作品のサイズに合わせて設計されているため、それぞれの美しさや個性がみごとに際立っている。

「たとえば、私たちが大好きなフィン・ユールの世界観とか、フーセットさんはすぐに共有してくださった。おかげでイメージしていた以上に魅力的な空間ができたんだと思います」。Ｋさんの言葉から、世界観を共有できる会社選びの大切さを改めて胸に刻んだ。