二階建てを「平屋風」にして
素材や質感にこだわる暮らし
戸建て
二階建てを「平屋風」に使いこなす新リノベ術
私のリノベオーダー「南面の日の当たる場所に広々としたリビングを」
縁側と客間があった場所を一つの空間にしてキッチンを配置し、広々としたリビングダイニングが完成。壁を質感と温かみにこだわりポーターズペイントで仕上げた部屋は居心地◎ ユナイテッドホームズのショールームの一つは、古い街並みの景観を守り継ぐ本町にある。その町の雰囲気が好きで、いつかこの町に家を持ちたいと考えていたHさん。抜群のセンスと明るい人柄で多くの依頼主にリノベの感動を伝えてきたHさんのもとに、ある日、2階建ての素敵な邸宅の物件が舞い込んできた。「平屋を希望していましたが、1階だけで123㎡あるので、予算的にも1階だけに手を加えたら良いねと主人と話し合って決めました」と話すHさんは、ご主人と愛犬の2人と1匹暮らし。縁側や客間があった場所を一つにしてリビングダイニングに変更し、好みのグレー調に全体を統一。玄関やリビングの一部に敷かれたモルタル風のタイルは、愛犬のリリちゃんが滑らず走りまわれるよう配慮したものだ。
平米数にゆとりがあるため、シューズクロークやウォークインクローク、洗面所、トイレとすべて広々としていて、ゲストルームまで用意されている。さらに、リノベの醍醐味を知るHさんだけに、壁や床、建具にもとことんこだわった。「家族が集うリビングは、石英(鉱物)が含まれた特殊ペイントを選びました。手作業の刷毛塗でわざとムラをつけることで質感が出て光によっては柔らかな陰影が温かみを感じるんですよ」とHさんの言う通り、丁寧に手作業された壁に包まれたリビングは落ち着いた雰囲気で居心地が良い。新しいものと古き良きものの融合を楽しむのが上手なHさんの手によって生まれたのは、本物素材を存分に使った平屋感覚で暮らせる住まい。家の隅々までリノベを楽しむお手本がちりばめられていた。
食卓と寛ぎのリビングを南側の良い場所に移動!
- 施主さんへのQ&A
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リノベーションを選んだのはなぜ?
多くの町屋が残る大好きな伝建地区エリアに家を構えたいと数年前から中古物件を探していたところ、良い縁に恵まれて大豪邸をカスタマイズ。
- リノベーション情報
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- 設計:株式会社United Home’s
- 施工:株式会社United Home’s
- 築年:31年
- 竣工:2018年
- 延床面積:123㎡㎡
- 家族構成:2人(夫妻、愛犬1匹)
- 設計期間:2ヵ月
- 施工期間:3ヶ月
- 施工した工務店