趣味や好みを反映した理想の住空間を実現

「住まいづくりに関する仕事を始めた頃、お客様、設計・デザイン担当者、職人が発する言葉がそれぞれに異なり、イメージが共有できていないと感じました。曖昧なままになんとなく事が進み、お客様は「なんか違うけど仕方ない」と少しずつズレが出てしまい、結果的に満足いかないものができあがってしまう。そんな状況に対し、私は3者の間に立つ翻訳家になろうと考えました」と、代表の徳山武さん。以来、徳山さんはお客様に寄り添う姿勢を貫いている。

「お客様は専門家ではないので、自らの言葉で的確な説明ができないのは当然のこと。なので、何気ない会話を重ね、趣味や好みを聞きながら、僕たちが図面や言葉を通して具現化するんですよ。最初、「趣味は特にない」と言われていた方も、何度も会話を繰り返していくうちに、「たまに釣りに行く」とか、「将来ペットを飼いたいかも」など、少しずつ出てくるんですよね」。

そこから、お客様が期待しているもの、想像しているものを超える提案ができることが、［リノベスタジオ］の強みなのだ。

短暑や資材高騰などさまざまな課題を解決

物件探しや資金計画から設計・施工、メンテナンスに至るまで、リノべに関するあらゆる相談に応える［リノベスタジオ］。戸建てやマンションの空間全体のリノベから、キッチンや洗面スペースなどのデザイン変更、書斎の新設などを行なう”プチリノベ”、エクステリアに手を加える”ソトリノベ”など、あらゆるリノベーションに対応。

一方で、最近は断熱や省エネなど、ZEH住宅の基準を満たす機能面も重視したリノベに力を入れている。「できるだけ省エネに繋がるような断熱材を使用したり、戸建ての場合は太陽光や蓄電池を設置したりと、さまざまな工夫を施しています」と、徳山さん。

住宅設備や建材の値上がりに伴い、リノベにかかる費用が高騰している昨今、［リノベスタジオ］では、あらゆる策を講じてコストを抑えているという。「一部セルフリノベをしてもらったり、オリジナルで造作したり。一方で、場合によっては一時的なイニシャルコストがかかっても、ランニングコストを抑えることができれば、快適な住環境が整うとともに将来的には大きな節約に繋がることも提案しています」と、徳山さんは言う。

現在、これまでの蓄積からリノベーションのベースづくりを進めているという徳山さん。「フルオーダーでゼロから考えると、時間もコストもかかってしまいます。お客様のニーズの傾向がわかってきたので、それに応えられるパッケージをつくり、メニュー化をめざしています」。

そんな［リノベスタジオ］の新たなショールームが、八幡西区本城にオープンするという。オリジナルのキッチンや洗面スペースの展示、ペットとの共生や省エネ対策のための設備の提案など、同社が手掛けてきたリノベの集大成となるショールームは年内の完成を目指しているそう。八幡西区在住の方は気軽に相談に行ってほしい。