ノベの

株式会社KAZHIRO DESIGN

吉原カズヒロ(左)
大阪府出身。ハウスメーカースタッフ時代の福岡勤務で福岡好きに。 その後、「お客さんにもっと寄り添いたい」と福岡で独立した。以来、お客様との出会いはもちろん、すべての出会いを大切にした仕事を続けている。建物への愛着は幼少期から。「LEGOで建物をつくって遊んでいたのが今につながっているかもしれませんね」。今でもLEGO好きです。
安藤麻希(右)
福岡市生まれ。子どもの頃からTV番組「大改造!!劇的ビーフォーアフター』をよく見ていたという安藤さん。「お客様が暮らすことをイメージしながら、空間をつくりあげていくことが大好きなんです」とのこと。安藤さんの非常に細かい部分にまで目を向けた空間づくり、また照明のライティングデザインは<KAZHIRO DESIGN>の大きな特長にもなっている。

楽しさ=暮らしやすさ!「空間を、遊ぶ。」究極のプランニング。

概念は、変えるもの。ワクワク感しかない空間設計

 

リノベーションって、その後の楽しいライフスタイルが待っている。だから打ち合わせも笑顔で楽しく進めたい。「打ち合わせはとにかく笑ってますね」。とにこやかに話すのは、吉原カズヒロさん。

 

KAZHIRO DESIGNの代表。住宅や店舗のリノベーションを中心に新築のデザイン設計施工を手がける。この記事のインタビュー中にも笑いを交えたトークで場を盛り上げて、そこにいた全員を明るく笑顔にしてくれた。

 

そんなカズヒロさん自身が手がける作品は、「空間を遊ぶ」がテーマだ。こうするのが当たり前という住宅の固定概念を飛び越えた、その人その家族だけの空間を作り上げていく。

 

例えば観葉植物が趣味ならば植物専用スペースに蛇口を設け、そのまま水やりができる床にしたり、間仕切りの壁が無いのに空間の境を作る照明の配置構成だったり、家族の身長や用途に合わせてスイッチやコンセントの高さを変えてみたり、ライフスタイルにぴったり!を得意とする空間デザイン、設計、施工のプロが集まったワンストップチームだ。

 

 

照明使いで、暮らしのクオリティが変わる

 

前述したような空間を遊ぶがテーマのこのチームは、同社が長く店舗デザイン、店舗設計、店舗施工に取り組んできた事も関係している。特にその経験が生かされているのが照明計画ライティングだ。

 

「割と住宅計画で切り離されがちな照明ですが、私たちは色や光の加減、光の特徴を吟味して、室内全ての照明計画をプロデュースしています」。と語るのは、デザイン設計の統括部長を務める安藤麻希さん。

 

美容室の光にこだわるスタイリストさんにも引っ張りだこな安藤さん。光にはもちろん明るさが重要だが、その光が何を求められてるのかを、数々の店舗デザイン設計の実績を積み上げ、腕を磨いてきた。店舗での照明選択は非常に大切な要素になるという。そのノウハウを住宅のリノベーションに生かし、施主のライフスタイルに合わせたライティングを造作大工と共に現場で確認しながら光の入り方や量を調整する事で、心地よい空間を作りあげていく。

 

設計や照明によって究極のオンリーワンを提案することが強みの[KAZHIRO DESIGN]。そのためには平均3~4時間かけてヒアリングを重ねていくこともこだわり。

ただしカズヒロさんや安藤さんらスタッフの明るさとワクワク感のお陰で、あっという間に時間が過ぎることは想像に難くない。そんな楽しさの中には、カズヒロさんの「古いものを生かす」ことへの情熱が詰まっている。

 

「資材も土地の値段も高騰している今、リノベーションはこれからの住まいづくりにおいてかせない要素です。古くなったら壊して新しく建てる、ではなく、先人の知恵や思いが詰まったものを生かすことで日本の住宅をアップデートしていけたらと思います」。と、力強く語ったカズヒロさんと安藤さん。その言葉にリノベーションの奥の深さを感じた。

Works File 01

テーマは“オーガニック” 無機質✕ナチュラルが融合した美容室

店舗デザインを担当した、早良区西新にある美容室「OPS HAIR」。先方からのオーダーは、“オーガニック”をテーマにした空間。ただナチュラルに仕上げるのではなく、あえて無機質な素材を取り入れることで空間にメリハリをもたらした。

 

 

美容師やお客さまの導線にこだわったレイアウト。着付けや支度をするためのエリアは、ナチュラルな天然木のパーテーションを取り付けた心安らぐ雰囲気

 

 

店舗入り口にシンボルツリーとなる植物を入れたいというオーダーに応え、セメント調の外壁材を使って植栽専用のボックスを設けたことも当物件のポイント

 

Works File 02

モノトーンに統一したハイセンス空間 テレビ裏の間接照明でムードをプラス

築30年超の中古住宅の内装を、施主の好みであるブラック、ホワイト、グレーのモノトーンカラーに統一。キッチンはブラックを基調にしたアイランド型に、外構にはバイク用のガレージを設けるなど随所にこだわりが満載だ。

 

 

本来は難しいとされる窓面のTV壁掛け。
施主の要望をオリジナルの造作壁を設ける事によって実現。そこに間接照明をプラスしてフォーカルポイントに

 

 

壁にはリモコン類を設置するためのニッチを取り付け、コンセントカバーはブラックに統一するなど、細かなこだわりがスッキリ感や統一感に繋がっている

BUILDER DATA

株式会社KAZHIRO DESIGN
住所 | 福岡県福岡市中央区春吉2丁目2−10
電話 | 092-406-5600
公式HP | 株式会社KAZHIRO DESIGN