引き渡し後も寄り添う関係
一生つづくお付き合い

1975年、福岡県生まれ。ハウスメーカーや工務店、設計事務所を経て2009年に独立。「田村の小さな設計事務所」を設立した。設計から施工まで幅広く家づくりに携わってきたため、豊富な経験に基づいた提案を行なう。一級建築士、一級建築施工管理技士、宅地建物取引士の資格を持つ。
「家庭には小さな幸せや、気付きがたくさんあります。家族との何気ない会話や出来事の中に設計のヒントがたくさん隠れているんですよ」と話すのは、3人のお子さんのお父さんでもある三角健晃さん。これまでも子育て世代の住まいの新築やリノベを多く手掛けてきたが、ご自身の家庭で得た気付きが活かされてきたという。そんな三角さんは昨年、自宅を新築。そのときの経験もまた、その後の仕事に活かされているそうだ。
ヒアリングからスタートし、資金計画や設計図書の作成、工事の請負契約、工事中の設計監理から引き渡し、アフターメンテナスまでの全てを三角さん一人が担当。「これからもスタッフを増やす予定はありません。そっと寄り添うようなスタンスで、ずっと関わり続けていけるパートナーでありたいですし、それだけの覚悟を持って一人ひとりのお客様と向き合っています」。
信頼のおける建築家との出会いが、家づくりやリノベの成功へと導いてくれることだろう。
連子門の家
住宅街の一角にあり、庭や建物が丸見えだったことからエントランス部分に木の連子を配置。「連子門の家」と名付けた。屋内は子どもたちが走り回ってもケガをしないように配慮。柱や梁などの構造体を活かしつつ、最大限に空間を使えるような間取りに。小屋裏空間を収納にしたり、クロ―ゼット内に2段のハンガーラックを設けたりと、収納力を高める工夫も施した。
Trattproa Campana Giromaru
次郎丸の住宅街。もともとは住宅として建てられた家を店舗兼住宅にリノベーション。看板や照明などはオーナー自身でセレクトし持ち込むことが決まっていたため、それらが馴染むようなデザインを提案したそう。店舗として使用するには構造体として弱い部分もあったため補強も実施。経験豊富な三角さんだからこそ、構造部分のチェックも抜かりない。
OFFICE DATA
- 田村の小さな設計事務所
- 福岡市早良区田村7-10-15
- 092-863-1887
- Webサイト