ノベの

星和住研 株式会社

河原 淳
平成23年に社長就任後、九州の木材を使った大工による手刻みの技術と性能・デザインにこだわる。〝自身の目の行き届く範囲で良いものをつくっていく〟をモットーに住まい手との家づくりを楽しんでいて「最近では若い世代の家づくりの応援団のつもりで手がけています」とのこと。

完全現場主義!
住まい手と創る
二人三脚の家づくり

新築で培った技術と
機能性をフル活用!

[星和住研]で家を建てたご家族にここ数年取材をしてきたが、皆さん口を揃えたように「社長の河原さんの木や家づくりに対する情熱に心動かされた」「事務所に併設されたモデルルームは木がふわぁと香って心地いいし、建具がカッコよくて感激した」と言う。今まで、一人として例外はなかった。今回、そのモデルルームに初訪問したのだが、職人たちの技が細部まで息づく美しい手仕事に目を見張った。家に対する目を肥やすにはたくさんの家を見るしかないのだが、良いものは“なんとなく”肌で感じる。北九州でリノベを考えている人は、この場所に訪れてほしい――。心から思った。
[星和住研]のリノベの話をするなら、まず新築について語らないといけない。というのも、[星和住研]は新築で培ってきた技術をそのままリノベに還元している工務店だからだ。日本の自然が育んだ木という素材に心底惚れ込んだ先代がこだわったのは、「手刻み」という技術。これは、職人が木材1本1本のクセを見極め、使う場所を決めて墨付けをし、加工する職人技だ。現在、日本の住宅でこの技術が用いられているのは全体のわずか1%ほどだが、[星和住研]では大工が1本の木の状態から時間をかけて手刻みで家を建てていく。この昔ながらの家づくりスタイルで[星和住研]は大工や左官など一流の職人たちと信頼関係を築いてきた。そんな[星和住研]が手がけるリノベだからこそ、期待で胸が膨らむ。
新築と違ってリノベは壁や柱が抜けないケースもあり、構造上の制限が多く手間もかかる。「よほど家のことが詳しくわかっていないと良いものができないんです。リノベを希望する方には物件探しからお手伝いしています」と河原さん。多少値が張っても本当に良い素材で、長く安心して飽きずに住み続けられる良い家を建てたいという20~30代の若い世代からの依頼が最近増えてきているのも、[星和住研]の愚直で誠実な家づくりが伝わっているからだろう。

Works File 01

LIXILメンバーズコンテスト 2018で大賞(日本一)を受賞! 新築で使う技術を集結させた家

ゆらゆらと炎が揺れる薪ストーブをぼんやりと眺めたり、床に寝転がって本を読んだり、自宅なのに高級旅館のような美しいデザインの中で暮らすことができる幸せな家。夜は間接照明が生活空間に彩りを添え、昼とは違った部屋を演出。隣の借景を見ながら仕事ができる書斎は掘りごたつ式になっており、四季を愛でながら過ごすことができる特等席。外観(写真右)の格子は、実は家を支える耐震のための壁。車庫から玄関までのアプローチがカッコイイ!

Works File 02

50年後もリフォームを しなくても済むような、 性能が良く快適な住まい

家は子どもが思う存分遊ぶ空間があればいいかな、ぐらいに考えていた当時20代後半だったご夫妻。しかし河原さんは「依頼をすると決めたわけではないのに、家を買うという考え方を丁寧にアドバイスしてくれたんです。長く住むために本当にお金をかけないといけないのは耐震や断熱、ランニングコストですよ、と。その後、何度お会いしてもそのスタンスは変わらずで。若いわたしたちの目線に立った心遣いがとてもうれしくてお願いをしました」。

BUILDER DATA

星和住研 株式会社
住所 | 福岡県北九州市小倉南区徳力1-12-6
電話 | 093-962-2323
公式HP | 星和住研 株式会社