アイデアを交わし合い完成したモダンハウス

マンション

５年越しに叶えられた念願のリノベーション

Ｓ邸の魅力は何と言ってもこのＬＤＫ。マンションでありながら、まるで戸建てのような開放感は、ここが最上階であることに加え、もとは塞がれていた屋根裏を覗いた瞬間にこの形状を想像できた建築士のご主人と、同じく勾配天井を提案しようとしていた［プロシードデザイン］、そしてリノベーションに寛大なマンションの管理組合の３つの合意によって叶ったもの。

約５年前から、将来のマンション取得に向け、オープンハウスなどに足を運んでいたＳさん。［プロシードデザイン］との出合いはその頃で、対応してくれた担当者の人柄、そして「どんなスタイルにも対応できます！」というフレキシブルさに惹かれていたそう。

そしてお子さんに恵まれ、本格的にマンションの購入に向けて動き出したＳさんは、夫妻でも物件を探しつつ、［プロシードデザイン］を訪問。「リノベの相談と、物件に関しても、もしいいものがあれば…と伝えていたところ、すぐに５つの物件を紹介していただき、その中の１つがここでした。意外にも、しばらく買い手がつかなかった物件だったんです」。

先に述べたように、元は天井が低い４ＬＤＫ。一般の人であればきっと持て余してしまうが、Ｓさんにとってはお宝物件。さらに［プロシードデザイン］という心強い同士を得られたことで、Ｓさんの新居に対するアイデアはどんどん膨らんでいった。

豊富な経験と情報量でアイデアを実現

プロジェクトがスタートした頃、奥さまはちょうど第二子を妊娠中。そこで、打ち合わせはご主人が担当。その前後に家で「プレゼン大会」が開かれるのがルーティンになっていたそう。

「もともとインテリアの好みも似ているし、構造や素材などは建築士の主人の方が断然詳しいのでお任せ。打ち合わせの内容を噛み砕いてわかりやすく報告してくれるので、私はとっても楽でした（笑）」と奥さま。

ご主人は、「プロシードデザインさんは、リノベの経験値に加え、地元の素材業界とのコネクションや情報量も十分。こちらのリクエストに対し、いつも上をいくレスポンスを返してくれて、打ち合わせが毎回楽しみでした」と、こちらも大満足。

そんな経緯を経て完成したＳ邸は、まず間取りを４ＬＤＫから２ＬＤＫに。屋根裏を広げて勾配天井とし、断熱材もすべて入れ替え、二重サッシを導入した。「築30年で、ある程度の断熱材は入っていましたが、やはり今の断熱材はすごい。この冬もエアコン１台で家じゅうが快適な温度に保たれましたし、これは費用をかける価値があって良かったと思います」。

ウォークインクローゼットの奥、洗面所サイドの収納棚には『ウィリアム・モリス』の壁紙を