時とともに熟成するヨーロッパテイストの家
戸建てゆっくりと少しずつ
愛着を持って育てる
家具と家
一歩中に入った瞬間から、ヨーロッパのお宅に招かれたような錯覚におちいるWさん宅。この雰囲気はヨーロッパ家具の数々と、落ち着いた空間デザインから醸されている。Wさん夫妻と一緒に空間をつくりあげたのは、半世紀以上の歴史を持つ[アートハウス21]。イギリス・フランス・イタリアなどから直輸入した上質なアンティーク家具やリプロダクション家具(ほとんどが一点もの!)を扱っている老舗輸入家具店だ。家具や照明などの販売だけでなく、長年の渡欧で築いた独自のルートにより日本では手に入りにくい部材を使ったリノベーションも手がけている。
奥さまは20年以上前から[アートハウス21]のファンで幾つもの家具をそろえていたとのこと。「もっと好きな空間の中で暮らしたいと8年前にリノベーションを行ないました。[アートハウス21]さんはリノベーションのセンスもステキなんですよ。普通のリビング階段がすごくステキになりましたし、ただの壁の端が柱に見えるデザインにも驚きました。巾木などにいたるまで細かい提案もしていただきましたね」。庭に面したリビングには、イギリスから部材を取り寄せフルオーダーでつくったコンサバトリーが増設されている。
[アートハウス21]が掲げるテーマは、家具や家を愛着を持って育て、クラシックテイストをベースに洗練された住空間を想像する〝ネオクラシック〟。Wさん宅はまさにそれが具現化された家。家具の艶は長い間大切に使い、手入れをしてきた証であり、時を重ねるごとに美しくなっていく。流行を追うことでは生まれない〝本物の良さ〟がそこにはある。
「初めから今の感じではなくて、リノベーション後に一つひとつ積み重ねていったんですよ」と奥さま。家具の提案から始まり、空間づくり、伝統的な手法による修理やメンテナンス…[アートハウス21]はこれまでもこれからもWさん宅に寄り添っている。
- 施主さんへのQ&A
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リノベーションをして気に入ってる点は?
「どこにいてもどこを見ても好きなものに囲まれている感じで楽しくなりますね(笑)。照明を落とし気味にした夜の雰囲気もすごくいいんですよ!」
- 施工した工務店