株式会社 フーセット
- 中西 麻美
- 株式会社フーセット代表取締役、建築士。2003年に北米系のハイクラス輸入住宅の会社に入社後、子育て世代に支持される設計施工会社に転職。北欧・デンマークの住宅に影響を受け、2011年2月に株式会社フーセットを設立。
吟味した先に見える豊かな暮らしをともに実現させたい。
次の世代にも愛される優しい家を日本にも
数年前から、日本では北欧のヴィンテージ家具が人気だ。その理由の1つは、デザインが美しく、機能的。年を重ねても、味わいという新しい魅力を纏うからだろう。フーセットでは、そうした感覚を、家づくりにも重ねている。「素材を吟味した家には愛情が宿りますし、考えられた家は、性能面でも優秀。それらは年月を経ても、使い捨てにされることなく、次の世代に受け継がれる。つまり、住む人にも、地球にも優しい家になり得るのです」と中西さん。
[フーセット]のリノベーションでは、ベースの物件を共に見学した上で、動線、趣味、好きな家具・アート、時に光の入り方まで聞き取りながらプランを提案。物件のポテンシャルを最大限に活かしながら理想を形にしてくれる。「床板、壁紙、一つにしても、納得のいくものを選んで欲しい。むしろそこにはしっかり時間をかけていただきたいと思っています。もちろん、悩まれた時には私たちも一緒に考え、答えを見つけていきます」。
年月を重ねてこそ、魅力的と言われる家に
「年を重ねてもチャーミング。そんな住まいが理想です」と中西さん。石鹸を泡立てて洗う無垢材の床や塗り壁など、住む人自身で手入れをしやすい素材を取り入れているのも[フーセット]のこだわりだ。「新しい家には、穴をひとつあけるのにも躊躇します。でも直せるとわかったら? お気に入りの絵を飾ったり、色を塗り替えたり自由な気持ちになれるんです。そうした家に住むことで、優しい気持ちが育まれていく。家って、本当に不思議な場所なんです」。
光だけでなく、影の美しさも求めて 築30年の家をフルリノベーション
築30年のどこにでもあるような一軒家をフルリノベーション。海外在住経験がある夫妻のリクエストは、自然光を積極的に取り込む家ではなく、柔らかな光と影が部屋の中で美しく交差する家。アートが映えるリビングは、かつて二間続きだった和室。アイアンフレームで区切ったダイニングと共に、U邸の中心に。窓や壁、床などには予算をかけ、キッチンやバスルームはベーシックにと、メリハリをつけながら理想の空間を作り上げた。
子どもたちの巣立ちをきっかけに、 夫妻のライフスタイルに合わせた家へ
約15年前に新築した一軒家を、お子さんが独立したことを機にリノベーション。かつて2階にあったキッチンは1階へ移動し、庭を望むダイニングと共に、ゲストを迎えやすい空間へ。一方、2階には眺望が楽しめるリビングをメインに、書斎やワークアウトルームを配置して、夫妻のプライベートを充実させるフロアに。また各所に点在していた収納の数を減らし、ウォークインクローゼットなどにまとめることで、“モノを持たない暮らし”も実現。
BUILDER DATA
- 株式会社 フーセット
- 住所 | 福岡市早良区高取2-15-3
- 電話 | 092-831-5225
- 公式HP | 株式会社 フーセット