素材にこだわり、性能も上げる価値を高めるリノベーション
戸建て耐震性や断熱性能の高さで家の価値を語る時代が到来
希望エリアの建売住宅は価格が高騰しているうえ、間取りもデザインも物足りない。実家をリノベーションしようとハウスメーカーに相談すれば「築40年なら壊したほうが早い」と建て替えを勧められることに。
悩んだ末に、Tさん夫妻は[エコワークス]のリノベーション相談会に参加。リノベーションによるメリットや性能向上について理解を深め、同社に依頼することに決めたという。「エコワークスを選んだ決め手は木の家であること。そして、冬でもエアコン1台で家全体を暖められる断熱性能にできると聞いたからです」。
無垢の木を床や天井はもとより、収納や家具などの造作にも採用。木の肌触りと高断熱が相まったぬくもりあふれる住まいが完成した。「高断熱とオール電化の効果で光熱費は3分の1程度、さらに太陽光発電の売電で『ゼロエネルギーハウス』になりました。間取りも外観もすっかり変わりましたが、自分が建てた家の骨組みを残して二世帯住宅にできたことを父も喜んでくれました」と喜びを語ってくれた。
2025年に建築基準法が改正され、こうした大規模リフォームには確認申請が必要となる。また、国の省エネ基準適合の義務付けを背景に、新築・既存住宅ともに省エネ性能の認証評価制度もスタート。リノベーションにも構造の安全性や断熱性能の高さが求められるようになった。
「新築並みの安心さ・快適さであることを証明できれば資産価値が上がり、さらに次の世代にも引き継ぐことができます。 Tさんのお宅ではBELS(ベルス)という建築物の省エネ性能を表示する第三者認証制度を活用しました。体にやさしい自然素材を使い、ランニングコストも安い。これからは、〝価値を高めるリノベーション〟が主流になっていくのではないでしょうか」。
PHOTO GALLERY
- 施主さんへのQ&A
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リノベーション後の暮らしの変化は?
オール電化と太陽光発電で電気代が安くなりました。寒い時期もエアコン1台で暖かく、家族でリビングに集う時間が増えました。
- 施主さんのこだわり
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親夫婦・娘夫婦・子2人の6人暮らしになるので、部屋数を確保するために一部増築を検討。冬の寒さが厳しかったので、断熱性能を高めるよう依頼しました。
- リノベーション情報
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- 設計:エコワークス
- 施工:エコワークス
- 築年:1984年
- 竣工:2024年
- 延床面積:104.33㎡
- 家族構成:6人
- 設計期間:6カ月
- 施工期間:7カ月
- 施工した工務店