一から組み立てた自分好みの空間
マンション築48年のマンションを
スケルトンから再構築
モルタルの天井に、シルバーの配管。グレーを基調とした空間に、ヴィンテージ家具を置いたH邸。インダストリアルテイストを取り入れつつ、LDKの一角にはおこもりスペース『ヌック』を設けるなど、チャーミングな一面も。
Hさんによると、この家は、新築マンション、リノベ済みマンションでの生活を経て、初めて自らリノベーションをした物件。にも関わらず、理想を余すことなく実現できたポイントについて聞くと、「実は、友人が先にプロシードデザインさんでリノベーションをしていて、ヒントをたくさんいただきました」とのこと。
「友人は物件探しの段階でプロシードデザインさんに出会い、『とにかく感じが良くて、親身に話を聞いてくれて、さらにお金の相談にもしっかり向き合ってくれる!』と絶賛。そして、うちよりもインダストリアルテイスト全開の家を手にしました。それが私の好みにもピッタリで、『うちもお願いします!』と。物件も紹介していただきました」。
物件は一度スケルトンにし、断熱材も入れ替えた。築48年のマンションだが、Hさん曰く、「冬場もエアコン一台で十分。築20年でペアガラスを入れている実家よりも暖かいのには驚きました」。
元々3LDKだった間取りは、1LDK(+ヌック)+WICという構成に。「理想はワンルームでしたが、娘と一緒なので個室を作って1LDKに。加えて巨大なクローゼットを作って欲しいとお願いしました。
私の個室は作らず、寝室はLDKのヌックの中。なかなか居心地が良くて気に入っています」。
お子さんが巣立った後は、LDKだけで生活するつもり、とHさん。「きっと、光熱費も節約できると思うので期待しています(笑)」。
プロに相談しながら、
好きなディテールを実現
「将来はこのひと部屋で暮らしたい」と望んだHさんのLDKにはこだわりが満載だ。まず『ヌック』。「昔からインテリアが好きで、ヌックの存在は知っていました。本来はベッドを置く場所ではないようですが、そこは自分スタイルで。入口の上部や床下には収納もあるので、本当に作って良かったです」。
そしてキッチン。リノベーション前は壁向きだったが、対面型に。「実は、リノベーション後も壁向きの予定だったんです。でもちょっと生活感が出てしまうね、ということでこのスタイルに」。
またブラック×木目のモダンなシステムキッチンは、『イケア』。「キッチンは、とにかく安くかわいいものを探し回りました。そんな中、イケアで見つけた3口コンロの〝つまみ〟にひと目惚れ。プロシードデザインさんにとっても、イケアのキッチンを入れるのは初めてだったそうですが、『やってみましょう!』と言ってくださって。やっぱり、お気に入りのキッチンは気分が上がります(笑)。
リノベーションした家で
ますます自分らしい暮らしへ
好みを存分に取り入れたH邸。予算面での工夫は? の問いに、Hさんは、「床ですね。これは予算が合わずに悩んでいたところ、プロシードデザインが、〝フローリングよりもリーズナブルなものがありますよ〟と提案してくれたフロアタイルなのですが、無垢材よりも予算を削減でき、質感にも大満足。アイデアもそうですが、いつも施主のために動いてくれて、信頼してお任せすることができました。
今、家づくりを終えて、「次の楽しみどうしよう(笑)」とHさん。「これまで、新築、リノベ済みマンションも住んできましたけど、自分でリノベーションすることがこんなに楽しいとは。そして、こんな気持ちにさせてくれた会社と出合えたことも私の財産です」。
PHOTO GALLERY
- 施主さんへのQ&A
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リノベーションをして気に入っている点は?
「自分好みのインダストリアルテイストの空間が仕上がって、そこに好きな家具が置けたこと。そして、ちょっとおこもり感のある『ヌック』の空間も気に入っています」。
- リノベーション情報
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- 設計:プロシードデザイン
- 施工:プロシードデザイン
- 築年:48年
- 家族構成:2人
- 設計期間:2カ月
- 施工期間:3カ月
- 施工した工務店