決め手になったのは
スピード感と提案力

訪れたのは、波音が聞こえてきそうな海岸近くに広がる住宅街。玄関ドアの向こうで迎えてくれたのは、明るいＯさんご一家とひんやりと心地いい風だった。
中に入り、清々しいほどクリーンな空間に思わず目を見張った。白とグレーを基調にコーディネートされた、シンプルで洗練された住空間。玄関や水まわり、パントリーや寝室など、モノが散らかりがちで生活感が出やすい場所にさえそれらの影はなく、生活動線もとてもスマートなのだ。
「そう言ってもらえると嬉しいです。いつでも気持ちよく過ごせるホテルのような空間が理想だったので、収納の大きさやコンセントの位置にもこだわってシンプルで飽きが来ない家にしてもらいました」。

そう語るＯさんご夫妻、建売住宅の購入や注文住宅も検討したそうだが、息子さんの進学校区を考えると中古マンションを購入してリノベーションをするのが最善策だと判断。エリアを絞って自分たちも積極的に空き物件情報を集め、好物件との出会いを待った。「時間はかかりましたが根気強く探すこと。その代わりいい物件だと思ったら素早く決断する。これが重要だと実感しました」とご主人。それは、ハウスビルダー選びも同じだという。
「３、４社にリノベーションプランを提案してもらいましたが、どの案もピンとこない。でも、ＲＥＡＬＬさんは希望を伝えたその日にすぐプランがあがってきて、その案がビビッときた。最初から〝お客様ファースト〟で、スピード感と確かな提案力が依頼の決め手になりました。自分も営業マンですが、その仕事ぶりにこの会社なら安心だという手応えがあったんです」。

デザイン性も機能性も
兼ね備えた空間へ

Ｏさんが購入したマンションは90年代に竣工。見晴らしや採光、風通しは良いが、閉鎖的な印象の独立型キッチンやリビングとつながる和室、収納の少なさなど改善の余地もあった。
「私の希望はキッチン近くのパントリー、夫の希望は小さくてもいいから自分の書斎を設けたいということでした。あと、収納もできるだけ確保したかった。最初はすべての要望をかなえるのは難しいかなと思っていましたが、［ＲＥＡＬＬ］さんからいただいたプランにはそのすべてが違和感なく入っていて驚きました」と奥さま。
また、ホテルをイメージした空間づくりでも、［ＲＥＡＬＬ］はＯさんのこだわりにとことん寄り添った。特に、キッチン選びには時間をかけ、いくつものメーカーのショールームにともに根気よく足を運んでくれたという。奥さまはこう振り返る。「お付き合いくださったスタッフの方は大変だったと思いますが、本体とレンジフード、水栓などそれぞれ違うメーカーのものを組み合わせて理想的なキッチンになりました」。

シックな空間に映える
家族の笑顔が宝物

リノベーションが完了したのは２０２３年６月。細部まで計算が行き届いた間取りは「とても暮らしやすい」とＯさん。「早起きや料理がますます楽しみになったし、仕事が終わったらすぐに帰りたくなります。それに、子どもが食べこぼして床が汚れてもすぐにサッときれいにできる。すべてが手入れしやすいから、きれいな状態をキープできます。これがストレスフリーの要因かもしれませんね」。

そう、住んでいるみんながストレスを感じない。これがとても大事なのだ。シンプルなＯ邸が無機質に感じないのは、そこに家族の豊かな表情があふれているから。のびのびと遊んだりケンカしたりまた笑ったり…全開のエネルギーこそが家の宝物なのだとあらためて思う。