高断熱で収納たっぷりなら3世代7人が快適に暮らせる
戸建て夏暑くて冬寒いのが悩みの2世帯住宅をリノベーション
10年前、両親との同居のために中古住宅を購入したMさん。2世帯住宅にリフォームした家は十分住める状態ではあったものの、断熱材が入っていないため冬は寒くて夏は暑いことが悩みの種だったという。「あと数十年経ってからリフォームするのは大変だし、中学生の長女・長男に個室もつくってあげたかったし。キッチンも2カ所あったけれど、中途半端なリフォームで使いにくい面もあったので、思い切って間取り全体を見直すことにしました」と奥さまがリノベーションのきっかけを明かしてくれた。
1階を生活の中心の場として広いLDKと水回り、洗面兼ランドリー室、両親の部屋を配置。2階はMさん夫妻と3人の子どものための空間。リビングに洗面台も兼ねたミニキッチンを置いたほか、広いファミリークローゼットも確保。限られたスペースを有効に使うため、個室にクローゼットをつくらず、たくさんの衣類や雑貨を集約して収納できるようにした。
片付けやすい収納のおかげで生活空間が整うようになった
「2階のファミリークローゼットは洗濯物を仕分けて片付ける作業が1カ所で済むようになったのでとても便利。収納も多めにつくってもらえて、片付けやすくなったおかげで生活空間が整い、落ち着いて過ごせるようになりました」と暮らしの変化を口にする奥さま。
高性能住宅レベルの断熱工事を施し、家の形は変わらずとも快適性が格段にアップしたことも実感しているそう。「エアコンがよく効くようになって、あっという間に部屋が涼しくなりますし、エアコンを入れていなくても、部屋に熱気がこもらないので、断熱効果を感じます。今年から冬も暖かく過ごせるようになると思うと、寒い季節も楽しみです」。
- 施主さんへのQ&A
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ハウスビルダーのよかった点は?
内部を解体後に構造的な欠陥や施工不良など様々な問題が出てきました。技術的に安全性を確保できるように、建物内部に基礎をつくり直したり、補強や補修をしたりするなど、設計士の桐谷さんと大工さんに1つひとつ問題をクリアしていただきました。プロの技術に感謝しています。
- リノベーション情報
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- 設計:(株)サードカフェエンタープライズ
- 施工:(株)サードカフェエンタープライズ
- 築年:昭和50年9月
- 竣工:2022年5月
- 延床面積:149㎡㎡
- 家族構成:7人
- 設計期間:6カ月
- 施工期間:4カ月
- 施工した工務店