家族が自然と集い、愛着が深まる住まい
戸建て暮らし慣れた地域でぴったりのマイホームを
玄関ポーチに並んだ大小さまざまな鉢植えに、シャビーなデコレーションの雰囲気とマッチした多肉植物がたっぷり飾られたガーデンウォール、トマトやハーブの家庭菜園も。
「家づくりするなら窓を開けた先に庭のある暮らしがしたかったんです」とHさん。長年の社宅住まいから、家づくりを考え始めた頃、奥さまがSNSやホームページを見つけて気に入ったのが[タカノホーム]だった。時を同じく、ご主人の職場で同社による住宅セミナーが開催されたことも、戸建てリノベを選択するきっかけに。
一家にとっての第一条件は、居住エリアを変えないこと。
「一番大変だったのは、物件探しでした。タカノホームさんにお願いしながら自分たちでも探していたところ、地元の不動産屋さんから出てきたばかりの物件を紹介いただけたんです。私たちがこの地域に馴染んでいたことをご存じだったのが幸運でした」。
巡り合ったのは、駅に近い2階建ての物件。
「この家の形が好きで、私たちの寝室を家族の共有空間と距離を置いて1階に置けるかなって」と暮らしのイメージができたそう。
思いや希望を伝えて提案されたのは、元の家の構造を活かしながらHさん家族に合わせてブラッシュアップするプラン。玄関から直接2階へ掛かっていた階段を、リビング階段へ掛け替えて、長女と次女・三女の部屋を2階に。当初イメージしたとおり、主寝室をみんなが集まるLDKから少し離して1階に。Ⅱ型キッチンを選んで、ダイニング側はフルフラットなので、リビング・ダイニングとの一体感が強まる。脱衣室兼ランドリールームに造作洗面を。上手く空間を重ねて、キッチン・ランドリー・玄関をつなげる回遊動線もうまれた。動線を練り、どこも「使いやすい空間」づくりを叶えてもらえたとご夫婦。
家族が自然に集まる快適さが安らぎに
築39年の物件を一旦スケルトンにして、屋根の葺き替えや、断熱材の施工、配管・配線をこれからの暮らしのために一新。室内は、ブラウンの色を取り入れたいとの希望にあわせて、シンプルに。建具やカラークロスでプラスしたネイビーのアクセントもブラウンと好相性。グリーンや奥さま手作りのドライフラワーが映える優しい住空間に、今日もにぎやかな家族の風景が広がる。
「以前はいつも週末に出かけて疲れて帰ってくるという感じだったのが、この家に越してからは、子ども達もどこか連れていっての声が不思議となくなりました。それぞれの部屋ができて一人でボーッとできるなって思っていたら、みんな1階に集まってくるんです」と奥さまが笑顔を見せる。
ご主人もまた、休日にガーデニングで土を触ってリフレッシュ。
通勤経路やお子さんたちの学区を変えず、リノベという手段で思い描いていた暮らしが実現できたと話すご夫妻。日々の暮らしや、グリーンや空間に手を入れた時間がHさん一家だからこその家族ヴィンテージの風合いとなって、さらに味わいを増していくだろう。
- 施主さんへのQ&A
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ハウスビルダーのよかった点は?
「担当のライフスタイルデザイナーさんが希望や思いを丁寧にヒアリングしてくれました。好みに沿っていくつかの選択肢を提案してくれたので一つひとつ納得して決められました。好きなものが全て詰まっています!」
- リノベーション情報
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- 設計:and three
- 施工:タカノホーム
- 築年:39年
- 竣工:2020年
- 延床面積:89.43坪(27坪)㎡
- 家族構成:5人(夫婦2人+子ども3人)
- 設計期間:3カ月
- 施工期間:4カ月
- 施工した工務店