第2の人生を豊かにする60代の素敵なリノベ
マンション思い出が詰まった家を余生を楽しめる家に
5年前に夫を、昨年には介護していた実母を亡くしたMさん。「これからは本当に一人の、背負うものが何もない人生を進んでいくんだと思っていた時に、本屋で『フクオカリノベ』に出合い、これだと思ったんです」と、新たな人生を踏み出すためにリノベーションを決意したと振り返る。
本の中で目に止まったのは[サードカフェ]。カフェがあることも行動に移すきっかけとなり、早速軽い気持ちで相談へ。自分の思いを伝えたところ、代表の桐谷さんが大いに共感してくれたことに感動し、今がタイミングと施工を決めた。
「長年、裁縫の仕事をしていましたが、コロナ禍に退職したので、家でお直しの教室でもできたら…なんて夢をお話したら、早速プランに組み込んでいただいて。一生に一度の人生を楽しもうと思えるようになりました」とMさん。思い出の詰まった家にそのまま住み続けることもできたが、あえて環境を変えることに決めたMさんは、この家から明るい未来への一歩を踏み出そうとしている。
既存の設備と憧れを融合させて賢くリノベ
この家は、平成5(1993)年にご主人が新築で購入したマンションで築30年ほど。一度、トイレやバスのリフォームを行なっているため、今回は使える設備は残しつつ、給水管や防音対策などの見えない部分と、LDKの間取り、キッチンなどを改修した。
特にこだわったのは北向きで壁を向いて作業していたキッチン。Mさんの「カフェのような雰囲気にしたい」と言う要望に応じて、絶景を望む位置にアイランドキッチンを据え、ビタミンカラーのクロスで華やかさを添えた。「計画や引っ越しにはパワーがいりますが、60代でも決断してよかったです」と語るように、リノベの魅力は、何歳からでも理想の住まいを追求できることだろう。
- 施主さんへのQ&A
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ハウスビルダーのよかった点は?
曖昧な希望から、理想にぴったりの設備や間取りにしてくれたこと。さらに、女性の一人暮らしという点に配慮して、諸岡さんという女性スタッフの方が、最初から最後までお一人で担当してくれました。とても話しやすく、信頼関係が築けました。
- リノベーション情報
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- 設計:(株)サードカフェエンタープライズ
- 施工:(株)サードカフェエンタープライズ
- 築年:1993年
- 竣工:2022年6月
- 延床面積:54㎡(約16.33坪) ㎡
- 家族構成:オーナー様1人
- 設計期間:2カ月
- 施工期間:2カ月
- 施工した工務店