元美容室を大改造して業種も変更!!
ほっこりのんびりボタニカルカフェ
戸建て
ゆっくりできるカフェのカウンターへのこだわり
老人ホームでの介護、デイサービス、介護の仕事の教室などを行なっているOさん。「生徒さんたちをはじめ、訪れた方がゆっくりと長い時間を過ごせる場所をつくりたかったんです」と、この春、教室の横に『Well-Aunt』をオープンさせた。そのお手伝いをしたのが、住居から店舗まで空間づくりを手がけている[リノベスタジオ]だ。「北九州の街づくりについて話す集まりで代表の徳山さんといつの間にか知合いになりました。感覚が合っていることを感じていましたし、私の話をとても熱心に聞いてくださったので、お願いすることにしたんです」。場所はOさんの教室の横。元は美容室だった場所が、グリーンも飾られたボタニカルテイストのカフェ&バーとして生まれ変わった。
Oさんが1番こだわったのはカウンター後ろの棚だ。レンガを積み上げたように見える壁はブリックタイルで表現されている。そして、カウンター席に座って感じるほっこり&ナチュラル感は幾つもの工夫から生まれているものだ。カウンターのテーブルは足場に使う杉材、壁の棚は床下地用の素材で作られている。ラフな雰囲気を出すことでかっこよくなりすぎないように、かわいくなりすぎないようにするためだ。また、Oさんはカウンター内に立った時、お客さんと同じ目線の高さで会話をすることを望まれた。そのため、床を上げることはできず、下を掘ったりと配管的には困難な工事になったそうだ。その他にも、バー営業をするのでキッチンスペースはカウンターの内側には置かないことなどいくつものお願いをされたというOさん。その一つひとつに[リノベスタジオ]はOさんの想像以上のアイデアで応えていった。
小さな積み重ねから生まれる 生活を楽しむ空間づくり
「特殊な業態ですし、いろいろなお願いをしましたがすべてまとめてくださいました。物を置いていない時は想像できなかったのですが、実際に物を置いてみるときれいなんです。調和がとれていてすごいと思いました!」。
大きなコトから細かなコトまで、お客様の希望をひとつずつカタチにするのが[リノベスタジオ]の仕事。一つひとつが集まることで心地いい空間か生まれるのだ。シビアな店舗づくりのノウハウが家のリノベーションに活かされることもあるし、その逆もある。どちらも手がけていることは[リノベスタジオ]の強みだが、根本となる考えは常に変わらない。[リノベスタジオ]は店舗でも個人宅でも〝生活を楽しむ空間づくり〟を目指している。
- 施主さんへのQ&A
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リノベーションで大変だったことは?
なんでもやろうとすると、思っていた以上にお金がかかります(笑)。だから、一番こだわりたいところ、優先するべきところがどこなのかを考えておかないといけないですね。
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リノベーションで楽しかったことは?
店内に置く植物を一緒に見に行ってくださったり、壁紙にこだわってくださったりといろいろやってくださったことがうれしかったし、一緒にできたことがとても楽しかったですね。
- 施主さんのこだわり
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自分のイメージをまわりの人に話すことが大事です。話すことでイメージがかたまってきますから。工事が始まったら、何がいつどこで行なわれるかを把握しておいたほうがいいですね。一時期でも使えない空間かあるのは大変です。
- リノベーション情報
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- 設計:リノベスタジオ 徳山・関根
- 施工:リノベスタジオ
- 築年:2017年2月
- 延床面積:103.14㎡
- 設計期間:1ヵ月
- 施工期間:1.5ヵ月
- 工事費:500万円
- 施工した工務店