大切な財産を任せられるのは 信頼できるプランナー

自然素材でつくる家は、使い込むほどに味わいが増す。つややかな飴色に変わる床や、柱に刻まれた背比べの印。そこで暮らした足跡も美しさの一部となる。しかし、これが鉄筋コンクリート造の建物で、しかも、賃貸物件となると話は別だ。完成した時は美しく整っていても、風雨にさらされるうちに外観は少しずつ輝きを失い、住み手が変わるたびに室内は否が応でもほころびが見えてくる。そんな相反する性質の建築物を、どちらも高い精度でつくったり、リノベーションを施したりできるのが［ホームランド］の強みだ。その実例として今回紹介するのは、同社が建物の外観と共用部分、賃貸ルームのリノベーションを手がけた物件。不動産業を営むＯさんが所有する築33年の鉄筋コンクリート造のビルだ。
Ｏさんと同社の出会いのきっかけは、Ｏさんの自宅のリノベーション。「その時に対応してくれたのがホームランドの道源さん。こちらの希望に応えようと、気持ちを込めて仕事をしてくださったのがうれしかったです」。

住む人への配慮と柔軟な対応が リノベーションには不可欠

キッチンや収納に対する女性ならではの目線でのアドバイス、施主のこだわりを受けとめる柔軟さ。それらがＯさんには頼もしく感じられたという。「やりたいことを相談すると、『こんなものもありますよ』といろんなことを教えてくださるのでとっても勉強になりました」。かくして、自宅のリノベーションは無事に終了。仕上がりに満足したＯさんは、道源さんに所有する不動産のリノベーションの相談を持ちかけた。「入居者のみなさんにこれからも安心して住んでもらえる状態にするため、すべて見直して、全面的にリノベーションすることにしました。30年のビルがどれだけ生き返るか、やってみることにしたんです」。

素材選びや色づかいで 注文住宅クオリティを演出

基本の鉄骨はそのままに、屋上・外壁の防水工事とともに外観デザインを刷新。白とピンクの可愛らしい建物は、白とグレーをベースに、ダークブラウンのアクセントを利かせたクールなビジュアルへと生まれ変わった。「元は２・３階の通路は吹きさらし状態でした。ですが、近年は激しい雨で水浸しになることが多くて気になっていました。建物が傷むことにもつながるので、雨風を防ぐために通路の両側に窓をつけて、床にも防水シートを張ってもらうことにしました」。防水シートはフローリング風のものを選び、玄関ドアもブラウンに変更。マンションの通路なのに、まるで家の中にいるようなくつろいだ雰囲気になった。 　同物件の12室のうち、入居者のいない１室のリノベーションも［ホームランド］が対応。約25㎡のワンルームは学生～20代の入居者を想定。「間取りを見直して、洗濯機置場はベランダから室内に移動。洗面台はバスルームと分けた独立タイプに。最近は自宅で料理をしない人もいるので、キッチンは最小限でよいと判断し、スタイリッシュでコンパクトなものをセレクトしました」。さらに、天井にグリーンのアクセントクロス、洗面台にはタイルをあしらい、リビングにはマットブルーの木製ドアを取り付けるなど、コーディネートは注文住宅さながら。これにはＯさんも納得の様子だ。「シンプルなデザインなので男女問わず気に入っていただけそうですし、一人暮らしだけでなく、リモートワークや事務所にもおすすめできます。建物の外から床下の配管や内装にいたるまで、いろんな業者さんとのやりとりもすべて一括でホームランドさんに対応いただけてよかったです」。