〝質感〟にこだわった
北欧の住まいへ。

マンション

一軒家かマンションか
悩み抜いた末の選択

掃き出し窓から取り込まれた自然光が、塗装の壁に反射しながら、空間を優しく包んでくれる。幅広のパイン材をホワイトオイルで仕上げた床板は、空間をナチュラルすぎないモダンな雰囲気に見せてくれるところがポイント。キッチン&ダイニングと、リビングスペースが自然にゾーニングされており、「居場所によって気持ちがリフレッシュします」とご主人。

この新居を構えるまで、70平米・3LDKのマンションに暮らしていたというWさん。「住み心地、悪くはなかったんです。でも子供ができたら自分たちの家が欲しいねと。しかも庭が欲しくて、最初は戸建を考えていたんですよ」。そして約3年をかけ、じっくりと土地を探した。[フーセット]との出会いはその初期のこと。「様々なメーカーやビルダーの家を見ている中で、手掛けてきた家のテイストが私たちの理想通り。しかも、打ち合わせをしてくれる人=建てる人。思いが伝えやすい、シンプルな構図がとてもいいなと感じました」。
その後も土地探しを続けるも、共働きの二人が通勤しやすい範囲で、100坪の土地を手に入れるのは予算的にも難しいと判断。マンションも並行して見始めた時に見つかったのがこの物件だった。「築13年の115平米。バルコニーを入れると150平米!日当たりも良いし、改めて[フーセット]に相談し、ここで自分たちのやりたいことをとことんやろうと購入を決めました」。
大きく変えたのは色調。リノベーション前は、ダークブラウンを基調とした落ち着いた内装だったものを、塗装の壁とパインの床で明るく、軽やかに。家の中心となるキッチンには、憧れだった「キッチンハウス」のオーダーキッチンを導入した。さらにポイントとして、家の随所に設けた収納の扉を「ルーバー」に。これがシンプルな空間の中で、さりげないアクセントになった。
「雑誌やWEBで見たインテリアも参考にしましたけど、[フーセット]が手掛けた物件を事前にたくさん見せていただけたことも、すごく刺激になりました」。

優先順位を整理して
叶った、憧れの空間

リビングから出入りできるルーフバルコニー。日当たりも良く、ハーブなどを育てている。姉弟もここで遊ぶのが大好きだとか

115平米という広さにも関わらず、予算内で収められた理由の一つは、水回りなどを大きく動かさず、デザイン変更で好みのテイストに仕上げていったことも大きい。また塗装の壁は、Wさんと友人らで〝セルフペイント〟に挑戦。「私たちはすごく下手(笑)。でも友人たちがとても上手で、しかも楽しんでやってくれて。そうしたことも、リノベーションの思い出になりました」。
そうして仕上がった空間には、夫婦がずっと好んできた、北欧の家具やランプがしっくりと馴染み、どの角度から見ても絵になる家に。もちろん、生活動線も完璧。4歳のお姉ちゃん、1歳半の弟君の子育てもこれからが本番。「リノベーションして、よかった」の思いがますます高まりそう。

施主さんへのQ&A

リノベーションで楽しかったことは?

床材やキッチン、照明に至るまで、自分たちが「いいな」と思うものをとことん探して取り入れられたこと。予算にメリハリをつけながら、理想の空間に仕上げられたこと。

リノベーション情報
  • 設計:株式会社フーセット
  • 施工:株式会社フーセット
  • 築年:13年
  • 竣工:2019年
  • 延床面積:115㎡ ㎡
  • 家族構成:4人(夫妻、子ども2人)
  • 設計期間:3ヵ月
  • 施工期間:2ヵ月
施工した工務店
株式会社 フーセット 住所:福岡市早良区高取2-15-3 TEL:092-831-5225