
ステンレスキッチンとアンティーク。
新旧異素材の融合を楽しむ空間。
新しいけど無難でありきたりなデザインよりも、
「古くても自分たちに合う」を求めてリノベを選択。
お気に入りのものに囲まれて寛げる我が家が完成しました。
色合い、風合い、インテリア。中古だからできるデザイン。
自分好みの家を手に入れるために、中古マンションをリノベーションすることにしたSさん夫妻。手にとった雑誌「フクオカリノベ」を見て、デザインが気に入った[サードカフェ]に相談を持ちかけた。折しも、探していたエリア内で、陽当たり・眺望・風通しの良い最上階フロアにある中古物件も見つかり、計画はトントン拍子に前進。前オーナーが仕立てた広いリビングダイニングとシックな付梁のある傾斜天井はそのままに、デザインを大幅につくりかえることにした。
私のリノベオーダー「キッチンを中心にデザインと収納にこだわる」
アイランド型のステンレスキッチンをLDKの中心に。無駄なものを居住空間に置かなくてもよいように、必要な場所に必要なサイズの収納をしっかり確保しました。
料理が好きで「LDKの中心にキッチンを置きたい」という奥さまが選んだのは、ワークトップが広く、木目調のテクスチャが個性的なステンレスキッチン。機能とデザインを併せ持つ、才色兼備の家事の相棒だ。背面には3竿のアンティーク家具を並べて食器やレンジを収納。床のパイン材は落ち着いた焼杉色に塗装をかけ、シックな大人のインテリアを完成させた。
プランを考える際は、収納不足をいかに解決するかも課題だったそう。仕事柄たくさんの本を自宅に置いているSさん。奥さまのスーツや帽子などファッションアイテムは少なくない。そこで、クローゼットや本棚は収納するもののサイズに合わせて奥行きを設定し、アイテム全体を見渡せて取り出しやすく設計。「それぞれの私物の物量を確認したうえで収納をつくってもらったのは正解。もしも、新築マンションを購入していたら、結局収納が足りなかったかもしれません」とリノベーションならではのメリットを語ってくれた。
大きな1LDKのように、緩やかに仕切って広く住まう。

